さてどうしたものか

いや〜正直困ってしまったのですよ、23話。良いところは、拍手したくなる位良いのに納得できないところはどうにも、という…。気分としては、地球の命運を背負って出撃した宇宙戦艦が敵の攻撃を受けて月面に不時着したような感じです。
いや、感動したくらいです。改めて思うのは美術が凄い!合宿所の自然描写、山々、湖、小川のせせらぎ。劇場作品ならともかく、朝8時半の子供向けのTVシリーズでこれだけのことをやれるのだからスタッフの意気込みを感じる。この描写力があればこそ、異常気象の演出が強い印象を残すのである。(干上がった湖などは、注1中野昭慶の演出を思い出してしまった。しかも、そこで華麗で可憐な美少女戦士二人と魔界のナンバー2が超絶バトルを繰り広げるのである!)
次に、アクション。やはり、わかってる方にわかっていたようで。イルクーボ初戦から今まではどうも不完全燃焼で、強いのはわかるけどそれがこちらに伝わってこなかった。プリキュアふたりを片手で弾き飛ばす実力の持ち主。それを、それをそのまんまやったら、本当にそのまんまで…。
イルクーボは結構ストイックな性格だし余計に。これは、けれん味の不足か。実写とアニメでは空気感が違うので同じ事をやっても云々。で、参考のため同じく念力で敵をはじき飛ばす注2・ロズウェルを見て考えようと、思っていた矢先、こ、こいつ凄いぜぇっ!今までの不満、こうしてほしい、そういったことをほとんどやってくれた!さらに、ふたりにはキュートさに加えて少々のセクシーさまで加味されている。やってくれるぜ!